パナスタにピンクの服はNG? 公式ルールでは禁止ではないが、ガンバサポが「避けて」と呼びかける理由
結論:12月12日(土)のガンバ大阪対東京ヴェルディで、Travis Japanがハーフタイムに「On My Road」を披露することが決まった。これを受けてXでは、ガンバのサポーターからトラジャ担へ「ピンクは着てこないで」「緑も控えて」という呼びかけが相次いでいる。
ガンバの公式の観戦ルールで禁止されているのは、ホームエリアでの「ビジターチーム(この日は東京V)」の応援やユニフォーム・グッズの着用で、ピンクの服そのものは禁止されていない。それでもサポーターが口をそろえて「ピンクはやめて」と言うのは、同じ大阪のライバル、セレッソ大阪のクラブカラーがピンクだからだ。
12月12日に何があるのか
| 試合 | 2026年12月12日(土)16時キックオフ 明治安田J1リーグ第19節 ガンバ大阪対東京ヴェルディ(パナソニックスタジアム吹田) |
|---|---|
| イベント | 「Travis Japan×Jリーグ 特別ライブ ~in パナスタ~」。ハーフタイムにピッチ上で「On My Road」を披露(荒天時は中止の場合あり) |
| チケット | 11月7日(土)10時から一般販売 |
11月3日の宮崎では七五三掛龍也さんと吉澤閑也さんの2人の来場だったが、ガンバの発表ではTravis Japanとしてのライブとなっている。
Xで広がった「色の注意」
ガンバの発表の直後から、ガンバのサポーターや、ふだんJリーグを見ているトラジャ担の投稿が相次いだ。
- 「しめ担の方へ ガンバ まじでピンクNGなのでピンク要素は皆無でお願いします」「トラジャ担へ 青黒白メインにして貰えると 平和にトラブルなく過ごせるかなぁ」
- 「対戦相手のヴェルディのチームカラーは緑。中村海人推しの方、緑を身につけるのはご遠慮下さい」「できれば青か黒でお願い」
- 「ガンバにとってピンクは(親の敵より…)永遠のライバルのカラーなのでお気をつけください」「パナスタはスタグル豊富で美味しいです」
- 「トラジャ目当てで来た人もついでに試合観て帰ってサッカーに(ガンバに)興味持ってくれたら嬉しいねぇ」
ファンの投稿によると、メンバーカラーは七五三掛龍也さんがピンク、中村海人さんが緑。ちょうどセレッソと東京Vの色にあたるため、名指しの注意が多くなった。
公式ルールで決まっていること
ガンバの観戦ルールとチケット案内で決まっているのは、次のような点だ。
- 相手チームのグッズは決められた席だけ:ビジター指定席、カテゴリー4ミックス、カテゴリー4ミックスフロントビュー(車椅子はミックス席)以外は「ホームエリア」。ホームエリアでは、ビジターチームの応援やユニフォーム・グッズを着用・使用しての観戦はできない
- 立って応援できる席は限られる:立ち上がっての観戦ができるのは、ガンバサポーターシートとビジター指定席だけ。それ以外の席では座って観戦する
- 撮影は周りに配慮:写真・動画の撮影では、周囲の人のプライバシーや肖像権に十分配慮するよう求めている
つまり、東京Vのユニフォームやグッズはホームエリアでは使えないが、「ピンクの服」や「緑の服」を禁じる決まりはない。トラジャのメンバーグッズも、東京Vのグッズではない。
それでもピンクを避けてほしい理由
ガンバとセレッソの対戦は「大阪ダービー」と呼ばれ、Jリーグでも特に熱いライバル関係として知られている。ガンバのサポーターにとってピンクはセレッソの色で、ホームのスタンドで目にすること自体を嫌う人が多い。
- 「ガンバにピンクは絶対ダメ🙅🏻♀️、宗教上 生まれた時からピンクが超大嫌いな人達です😅」
- 「『大阪ダービー』と銘打たれるくらいガンバとセレッソの関係はバチバチ」「トラジャのパフォの時以外は上着で隠す!とかすると、お互いが嫌な思いしないですむかなぁ」
- 「ガンバサポーターの皆様が手厚い😭💙 たくさんの方がピンク❌警報🚨して下さっているのは、同じ大阪のライバル⚽️セレッソさんのカラーだから!」
宮崎の試合の後には、「テゲバはピンクチームだから ピンク大歓迎だったけど ガンバ戦にピンクはいけない」という投稿もあった。同じメンバーカラーでも、行くスタジアムによって受け止められ方がまったく違う。
「ピンクでも問題ない」という声と、その反論
ガンバサポーターの中にも、別の意見はある。「当日の相手のチームカラーは緑なので、ピンクでも問題無いです」という投稿には、「ガンバサポとは思えん発言やな」「怖い思いをするのトラジャ担達ですよ」という反論が付いた。
その間をとる意見もある。
- 「ガンバの応援エリアに座るなら、服装はピンク緑を回避すべき。ただトラジャのパフォーマンス中にピンクや緑のメンバーグッズを出す分には正直問題ないのでは?」
- 「全身ピンクでなければグッズや小物にメンカラ入ってても大丈夫だし、とにかくガンバの試合も楽しんでもらいたいな。ゴール裏だけは初心者は行かない方がいい」
今度の日曜日、11月8日のパナスタでの大阪ダービーを見れば、なぜここまで言われるのかが分かるかもしれない。
トラジャ担の方へ:パナスタで気持ちよく過ごすために
- 服は青・黒・白が無難:ガンバのクラブカラーは青と黒。ピンクの服、東京Vの緑の服は避けたほうがトラブルになりにくい
- メンバーカラーのグッズは控えめに:試合中はしまい、ハーフタイムのライブで出す、といった使い分けをすすめる声が多い
- 席の選び方:ガンバサポーターシート(ゴール裏)は立って応援する席。ライブを落ち着いて見たいなら、メインやバックの指定席がおすすめ
- ルールはクラブの案内で確認:席ごとの決まりはガンバの観戦ルールに載っている
論点:「ルール」と「マナー」のあいだ
今回の呼びかけの多くは、公式のルールではなく、サポーターの間で共有されてきたマナーだ。外から来た人にとっては「書いていないのに、なぜダメなのか」と感じる部分でもある。
一方で、ガンバのサポーターがわざわざ発表直後に注意を書いたのは、トラジャ担を追い返すためではなく、当日に嫌な思いをしてほしくないからだ。投稿の多くは「楽しんでください」「サッカーに興味を持ってくれたら嬉しい」で締めくくられている。トラジャ担の側からも「マナーは守れるトラジャ担です」という返事が出ている。
宮崎ではゴール裏が「On My Road」を練習して迎えた。パナスタでは、来る前から「色」を教えて迎えようとしている。歓迎の形はクラブによって違うが、どちらもスタジアムの文化を知ってもらおうとする動きだ。12月12日、パナスタがどんな色に染まるのかに注目したい。
なお、紹介した声はSNS上の投稿であり、サポーター全体の意向を示すものではない。観戦ルールの最新の内容は、ガンバ大阪の公式サイトで確認してほしい。